虹釜太郎の日記

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人生は驚きに充ちている

『人生は驚きに充ちている』という篇を探して読んでみた。著者名は書かないが、この篇では『血みどろ贓物ハイスクール』と『幸福の遺伝子』(344頁あたりのなげやりなやつ)を思い出した。労働とは。バイトとは。週刊ジャンプ最盛期の日雇いバイトも思い出す篇だった。そのバイトはあまりにミニマルなためその日のうちの中途脱落者も複数いた。朝まで耐えれば最盛期は一万七千円もらえるのだが、二回めの休憩や、ラストの休憩でバックれる人もいた。これやると人間破壊バイトだけあって二十時間は何もできなくなる。でもラスト休憩でいなくなった人がいたことがわかった日はとにかくせつなくなった。あと90分我慢すればがその人はできなかった。もちろん0円。この当時電子書籍は普及してなかったけど、紙すなわち地獄ゆえあらゆる漫画雑誌の電子化をだくだく願いながらバイトした。歴史上いろんな奴隷労働があるけれど。『幸福の遺伝子』のフロリダ大学のシンポジウムの描写はとてもくだらなくてなげやりでいい。あらゆる寛大な答えを出す人間以外の友と死ぬために準備しよう。