虹釜太郎の日記

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栗原洋一

書肆子午線から以下の新刊が。

栗原洋一詩集『岩船』

『吉田』『草庭』で知られる孤高の詩人の26年ぶりの新詩集。栞=稲川方人・林浩平9月下旬刊行。

書肆子午線から刊行されている本は、どれも大手出版社では読めないものばかりですが、最近では瀬戸夏子さんの『現実のクリストファーロビン』が何度読んでもおもしろく、女性の短歌史のとこや、『クズとブスとゲス』評、クビレ問題や雪の狭間評など瀬戸さんのあっけらかんとした爆破力としつこさと軽さと鋭さが爆発しています。瀬戸さんは、葛原妙子のことを、すごく微細なところをみる能力と言いましたが、瀬戸さんにはそれに加えて、澱んでるところを、落ちると喪うの現実はどうなのかと、観察しながら起爆し、それをまた冷徹に直視し続けるところがあって、多くの人が結局なあなあにしてしまうところを瀬戸さんは見逃さないが、満月まで十五秒の階段にて、みたいなところもある。



『現実のクリストファーロビン』は書店でも売ってるみたいですが、見当たらなければ『現実のクリストファーロビン』で検索すると、子午線サイトにも。この本きっかけで『水牛の余波』が読みたくなりました。










書肆子午線刊行の本はおもしろい。定期刊行の雑誌もあるので、音、映画関係者や数学者、科学者もぜひ。