『闇の奥』

『闇の奥』なぞ一生読むとは思わなかったが、たまたま読んでみたところ……

誰もが知る作品ながら、なにか勝手に勘違いしていて、もっと五倍くらいの厚さだと思っていたし、「なにか荘厳な「ペネヴォレンス」の支配する、異郷的「インメンシティ」とでもいったものを思わせた」なんてフレーズが出てくるとも思わず、最終賞にいたっては『霰ふる』みたいな…

原文には当たれないから「適格なる言葉」かどうかも確かめようがない

勝手に勘違いしていた重厚さなどなくただ無闇に無方法だった

『闇の奥』