虹釜太郎の日記

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『にんじん』

『にんじん』…一生読むとは思わなかったが、たまたま読んでみたところ…なんじゃこりゃあ~っっっ立て続けに二回繰り返し通読。ラストとその前のにんじんのセリフに悶絶。
くはーっ

母の虐待だけではない。
兄弟に羽交い締めにされて延々とくすぐられ過ぎて全ての感情という感情を幼少期に失ってしまったおぎやはぎの小木をおもいだすが、にんじんは人間以外にも追い詰められてゆく。ああにんじん…

 

 


ざりがにに囲まれてもう助からないにんじん。もういつ世界が終わってもおかしくない。ルナールの観察。こんな悶えるほどおもろいのを読まぬまま死のうとしてたなんて…

 

 


自分が読んだのは岸田國士訳。高野優訳も試してみようかな。挿し絵も昔のマッチ絵みたいで最高です。

ルナール『にんじん』岸田國士