虹釜太郎の日記

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バビると

ロスアプからバビ再発 コメ依頼で書いたのここにも。

あくまで商品ポップ。

ミルフォードが他の音楽家を破壊してしまうこともあった意味。バビるととりかえしつかないかも。それかダメ受けないようにフィルターかましてしまったり。

いまだこれを鑑賞とかできないな。




『BABI』。ミルフォード・グレイヴス。

ドラマー。パーカッショニスト。科学者。発明家と紹介されているけど、太鼓叩かせての反応みての医者とか独自武術創始者とか…関連することは関心ある方はいろいろ調べてみてください!

 『オールウェイズ・イン・トラブル』という本があって、ここにミルフォードのインタビューが載ってます。この本には、ロスアプソン・クラシクスでパリペキン・クラシクスのアラン・ソンドハイム先生のインタビューも載ってるよ! 早く邦訳して。パティ・ウォーターズの貴重なインタビューも載ってる。

 個人的にはまだ若い頃『BABI』を繰り返し聴いていてある日ミルフォードの生演奏を体験したら、確かに身体のあちこちが脱臼するように、また自らが改めて骸骨だと、あとはっきり自分ゾンビなんだと痛いほど。いままでいろいろ生演奏聴いたけど、身体ががらがら骸骨に砕かれたのは後にも先にもこの時くらいか。でドラム演奏ってのがもうさっぱりわからなくなった。正直いまでも困っている。

 でも生演奏原理主義ってのはおかしくて、もちろん音盤でもパーカッション・アンサンブルとかTZADIKからのソロとかあるけど、『BABI』とあわせてぜひ聴きたい筆頭は、ESPに残されたジュゼッピ・ローガンとの録音とたった一枚で消えていったピアニスト ローレル・デイヴィッドソンとミルフォードの録音。このピアニストは化学者だった。音楽家でミルフォードをスピ扱いする人もいるけれど、ミルフォードの演奏が他の音楽家を破壊するかもしれないことは『BABI』を聴いても感じること。演奏というよりか衝撃波だし。あとミルフォード参加のニューヨークアートカルテットは日本の菊地雅晃にも強い影響を与えました。このNYAQもまたいまだ組み尽くせない録音。ポール・ブレイとミルフォードの録音がミルフォードのジャズドラマーからいかに逸脱したかがハッキリと。

 『BABI』についてあまり感覚の形容使うのが自分は不可能なのは、これは録音物だけど、いまでもかなり危険なものだと感じるからで、聴いたらそもそも太鼓とは心臓とはって後戻りできなくな(以下省略)